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BSプレミアム「バレエ『ジゼル』」鑑賞
1841年にフランスで初演された、中世ドイツのとある村で繰り広げられるロマンティック・バレエ作品。全2幕。作曲はアドルフ・アダン、振付はジャン・コラーリとジュール・ペローだったという。 今回鑑賞したのはアクラム・カーンが振り付けし、ヒロイン=ジゼルを、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団芸術監督のタマラ・ロホが踊る新時代の『ジゼル』。 アドルフ・アダン:作曲/ヴィンチェンツォ・ラマーニャ、ガヴィン・サザーランド:編曲(管弦楽)イングリッシュ・ナショナル・バレエ管弦楽団、(指揮)ガヴィン・サザーランド(2017年10月25・28日 リバプール・エンパイア劇場) 『ジゼル』という「名詞」を知ってはいたが、バレエ曲のタイトルであることをこの番組で認識したしだい。コントラバスと大太鼓の低周波が幕間のあいだも続き、その上に奏でられる音楽が、単純ながら表現力豊か!(編曲かな?)。それに、時代を超越したコスチューム、背景が作曲年代との違和感を全く払拭しており、ダンスもダイナミックでミステリアス、引き裂かれた愛に悶え苦しむ男女の狂おしい所作、冥界と現世を融合したかのような幻想的な舞台と踊り、現世とあの世を分かつ壁;目を離せないほどの魅力たっぷりなバレエだ。 バレエには全く興味のなかった僕だが、こういうわけで最近はバレエのみならず、さまざまな「身体表現」にも幾許かの関心を抱くようになった。 2018/07/27(Fri) 14:55:54 [ No.3197 ] |